<金口木舌>県産品で夏を乗り切る


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 最高気温が30度を超える日が続いている。この暑さもあって最近夏バテ気味だ。そんな時に無性に食べたくなるのがみずみずしい果物。輸入物や県外産もいいが、今の時季はパイナップル、マンゴー、スイカなど県産果物に手が伸びる

▼沖縄の強い紫外線をたっぷり浴びた県産果物は、コスメにもよく使われている。代表的なのはシークヮーサーやアセロラ。果物だけでなく、月桃やモズク、アロエベラもおなじみだ
▼県内企業が県産素材を使いコスメに参入する例も増えている。宮平乳業は牛乳の成分を配合したハンドクリーム。チョコレート専門店のタイムレスは県産黒糖を使用したボディクリームを開発。沖縄食糧は県産米を使ったスキンケア商品を発売した
▼どれもそれまで余剰として扱われていたり、飼料にしたりしていたものに目をつけ、新たな価値を生み出した
▼7月は県産品奨励月間。その土地の恵みがぎゅっと詰まっていることが県産品の良さの一つ。食べたり、肌に塗ったり、香りに癒やされたりしながらこの暑い夏を乗り切りたい。