<金口木舌>観光1千万人時代は目の前だが・・・

 4年ぶりに訪れた伊良部島の風景は一変していた。海沿いには宿泊施設やカフェが立ち並ぶ。2015年1月、全長3・54キロで、通行無料の橋としては国内最長の伊良部大橋が開通した。観光客が増加し、建設ラッシュという

▼ことし3月にターミナルが開業した下地島空港では、香港と宮古島市を結ぶ初の国際定期便が7月に就航した。週3便が運航する。空港ターミナルは、リゾート感あふれる空間が広がる
▼宮古島市の18年度の入域観光客数は、年度単位で初めて100万人を突破した。クルーズ船の寄港が増え、海外からの観光客が急増した。市内は建設中の建物が多く、ビーチ周辺はレンタカーの路上駐車であふれていた
▼外国人観光客の増加に伴い那覇市内の飲食店では、海外でなじみが薄い「お通し」でトラブルが相次いでいる。お通しの注意書きを英語や中国語など多言語で作成した店舗も
▼トイレの使い方に頭を悩ませている店も多い。大型店舗のトイレに貼られた注意書きでは、便座の上に土足で載るイラストに大きく「×」が記されていた。子どもでも一目で分かる
▼地域の生活環境が悪化する「オーバーツーリズム」が県内でも顕在化している。官民一体となって観光振興と地域環境に配慮した対策に本腰を入れる時期に来ている。問題が深刻化してからでは遅い。観光客1千万人時代は目の前だ。



関連するニュース






  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス







  • 他のサービス