<南風>リスナーに感謝


社会
<南風>リスナーに感謝 小橋川響、ラジオ沖縄アナウンサー
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 今年も残すところ1日。ゆっくりと年の瀬の時間を過ごしている方も多いだろう。しかし、そんな時も関係なく働く業種もある。放送局もそうだ。

 年末年始の特別番組を制作して、通常番組を休止することもある。だがラジオ沖縄はほぼ通常番組を放送している。大みそかだろうが元日だろうが、担当パーソナリティーやスタッフはいつも通りに番組を進めていく。それについてさまざまな意見はあろうが、非日常が続く年末年始にあって、いつも通りがあるというのは大切なことだ。そしてそんないつも通りを支えてくれるのがリスナーの存在である。

 正月準備や親戚回り、初詣など何かと忙しい時期にもメッセージを投稿して各番組を盛り上げてくれるリスナーは多い。プライベートの時間が心配になるくらい、あらゆる番組に投稿してくださる方もいる。

 通常番組への投稿だけではない。今月24~25日にかけて目の不自由な方へ音の出る信号機を贈るために募金を呼びかける特別番組「ラジオチャリティミュージックソン」でも、多くのリスナーが県内各地の放送拠点に駆けつけてくださった。クリスマスイブや当日にわざわざ時間をつくって募金に協力して下さる姿に毎年心から感謝している。

 ラジオ沖縄は「ローカルに徹せよ」を社是に掲げている。沖縄の放送局であることを意識して地元を見つめ、そこに生きる人たちの思いを丁寧に拾い上げていく。それが沖縄の魅力を発信することにつながり、それに共感してくれる県内外のたくさんのリスナーが今日もラジオ沖縄を盛り上げてくれている。本当にありがたいことだ。

 間もなく新年を迎える。来年も多くのリスナーから支えてもらえるような放送局を目指し発信を続けていくので、どうか末永く見守っていてほしい。

 (おわり)

(小橋川響、ラジオ沖縄アナウンサー)