写真展「歩いて見た国・中国 進貢使の道、遣唐使の道」が19日から24日まで那覇市民ギャラリーで開催される。入場無料。約30年前に中国を歩いてたどる企画に参加した切り紙作家の新川美千代さん=西原町=が当時撮影した写真など約40点を展示する=写真。1978年の日中平和友好条約締結から今年で45年となることから開催することになった。
新川さんは、1992年に県などの主催で開催された「中国大陸3000キロ踏査行」に参加した。泉州・福州から北京までの3千キロの道のりを、60日かけて歩いた。道すがらそこで住む人たちや風景を撮影した。
その3年後、遣唐使がかつてたどった奈良から大阪、上海から西安を歩いてたどる企画にも参加。進貢使、遣唐使両方の道が交差する淮安(わいあん)に琉球人の墓があったことを運命に感じたと言う。
「写真に写っている人にこの写真を渡す旅をしたい。写真展がそのきっかけになれば」と話した。写真展は午前10時から午後7時(最終日は午後5時)。問い合わせは同実行委員会、電話070(5410)1268
(田吹遥子)