11月末に国指定重要無形文化財各個認定保持者(人間国宝)に認定された染織家の祝嶺恭子さんと琉球古典音楽安冨祖流絃聲会の大湾清之さんが18日、沖縄県庁を訪れ、玉城デニー知事に人間国宝認定を報告した。
「首里の織物」で認定された祝嶺さんは「自分で作って着ることの喜びを感じている若者が多い。今後は後継者を育てることも使命の一つとして頑張ろうと思う」と力を込めた。
「琉球古典音楽」で認定された大湾さんは「理論に基づいた演奏を継承していきたい。沖縄の若手は心の豊かさもあり、非常にやりがいがある」と、次世代への期待を語った。
玉城知事は「形にして残していくことが大きな役割の一つであり、探求の道のりはまだまだ続くと思う。後進が二人の大きな背中を見ながら学び続けることにも期待している」と述べた。
(嘉数陽)