6月30日、7月1日の両日に那覇市の琉球新報ホールで開催される「能~幽玄への誘い~」(琉球新報社主催、NPO法人白翔會共催)に出演する、重要無形文化財「能楽」保持者の坂井音雅(おとまさ)さんと、特別協力する観世流・坂井清音会沖縄支部の吉田安三支部長、沖縄僚諷会の田中晶光会長らが7日、那覇市の琉球新報社を訪れた。
公演では、霊が登場する夢幻能の作品「松風」や、猩々(しょうじょう)の舞が見どころの「乱(みだれ) 双之舞(そうのまい)」も披露する。狂言「舟渡聟(ふなわたしむこ)」では、野村萬斎さんが出演する。
坂井さんは「能は苦しみを美に昇華させる。慰霊月の沖縄で能の舞台が心のよりどころになれば」と語った。
公演は両日午後2時開演。問い合わせは実行委員会、電話090(3195)0782。
(田吹遥子)