国営沖縄記念公園事務所は19日、本部町の海洋博公園で、自動運転車両の実証実験を始めた。DX(デジタルトランスフォーメーション)技術を活用したさらなる魅力の創出が目的。ソニーとヤマハ発動機が共同開発したエンターテインメント用自動運転車両「SC―1」を活用し、一般客も体験できる。乗車する場合は1組500円、車体に映し出される映像を見ながら車両と一緒に歩いて散策する場合は1人100円。
園内の総合案内所「ハイサイプラザ」からおきなわ郷土村、海洋文化公園などを約15分間で1周する。車内と側面にモニターが設置され、大御所風民謡歌手の護得久栄昇さんによる案内映像を見ながら、散策を楽しむことができる。
体験者第1号で山梨県から家族と訪れた藤原裕章さん(34)は「乗り心地も良くて、楽しみながら回ることができた」と話した。沖縄記念公園事務所の勝美直光さんは「海洋博公園の新たな魅力も見つけてもらい、楽しい時間を過ごしてほしい」と呼びかけた。
実験は毎週金~日曜で、休日の2月12日まで。予約はhttps://reserva.be/kaiyohakusc1から。
(金城大樹)