タクシーをサブスクで相乗り 南風原町が実証実験 専用アプリで乗車希望をマッチング 沖縄


タクシーをサブスクで相乗り 南風原町が実証実験 専用アプリで乗車希望をマッチング 沖縄 実証運行が始まった相乗りサービス「mobi」で稼働する車両=1日、イオン南風原店
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 【南風原】南風原町は1日、サブスクリプション(定額利用)型の相乗りサービスの実証運行を開始した。タクシーを相乗りするイメージで、利用者が専用のアプリや電話で利用時間や人数を伝えると複数の乗車希望者をマッチング。町全域に設定された367カ所で乗り降りできる。

 県外で相乗りサービス「mobi(モビ)」を展開するコミュニティモビリティ(東京都、村瀨茂高代表)、沖縄セルラー電話(那覇市、宮倉康彰社長)と連携し、国土交通省の共創モデル実証運行事業を活用。2025年1月31日までの予定で三和交通、大栄交通、つきしろ交通が運行に当たる。当初は3台で稼働する。

 イオン南風原店で開かれた出発式で赤嶺正之町長は「移動手段を提供することで町内の自由な移動が可能になる」と期待。コミュニティモビリティ社の松浦年晃副社長は「暮らしに溶け込むサービスになれるよう実証を成功させたい」と語った。

 運行時間は午前9時~午後7時。利用料は大人500円、小児250円(幼児2人まで無料)。家族またはグループで3人まで登録できる「定額乗り放題」(30日間)は1人目が5000円(2人目以降は500円)。電話での利用は050(2018)0107(受付は午前9時~午後6時)。 

(田中芳)