中国の格安航空会社(LCC)春秋航空が26日、上海―那覇定期路線を新規就航した。那覇と上海を結ぶ路線の就航は3社目だが、LCCの中国路線は初。那覇空港国際線到着ロビーでは、県文化観光スポーツ部や沖縄観光コンベンションビューローの職員らが、横断幕とともに164人の搭乗客を歓迎した。
月・水・木・日の週4往復。上海を午前10時50分に出発し、午後1時55分に那覇に着く。その後、那覇を午後2時55分に発(た)ち、同4時25分に上海に戻る。提供座席数は180席。
2月の春節の時期の航空需要を見越し、新規就航に至った。同社の国内就航は10路線目となり、他の地域も高い搭乗率を維持しているという。
同日、新規就航を記念した式典が那覇空港で開かれた。春秋航空日本市場開発部の孫振誠部長は「沖縄は中国人観光客から注目されている観光地だ。沖縄の知名度を上げ、観光産業の発展にも貢献したい」と話した。
県文化観光スポーツ部の宮城嗣吉部長は「観光客には、上海に戻ってから沖縄での体験を伝えてくれるとうれしい」とあいさつした。
(與那覇智早)