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「島バナナ」香る泡盛発売 比嘉酒造「ZANPA」 酵母使用、フルーティな味わいに


「島バナナ」香る泡盛発売 比嘉酒造「ZANPA」 酵母使用、フルーティな味わいに 新商品をPRする(左から)奈良先端科学技術大学院大学の高木博史氏、バイオジェットの塚原正俊氏、比嘉酒造の比嘉兼作社長、太田敏氏=1月31日、県庁
この記事を書いた人 Avatar photo 普天間 伊織

 比嘉酒造(読谷村、比嘉兼作社長)は1日、県産島バナナの酵母を使用した新商品「ZANPA島バナナ酵母」を発売する。バナナの香り成分「酢酸イソアミル」を多く生成するよう育種した独自開発の島バナナ酵母を使用した、フルーティな味わいの後味にバナナが香る新たな泡盛。1月31日に県庁で開いた記者会見で、比嘉社長は「ビールや日本酒のようにイチゴやリンゴなどのフルーツの香りを楽しめる泡盛を開発することで、泡盛の可能性を広げたい」と意欲を見せた。

 会見で同席した奈良先端科学技術大学院大学の高木博史名誉教授、バイオジェットの塚原正俊代表が開発した新酵母について説明した。

 昨年10月に開催された沖縄の産業まつりと読谷まつりで120本ずつ先行販売し、両会場とも即日完売した。

 「ZANPA島バナナ酵母」はアルコール度数25度。内容量は720ミリリットルで希望小売価格は税込1100円。県内小売店、土産品店、酒販店などで販売する。3月1日からは県外での販売も開始する。県外では税込1340円。初年度の販売数は1万5千本を見込んでいる。

(普天間伊織)