24年2月期の業績予想を上方修正　サンエー　配当金は110円に増配

　小売業のサンエー（宜野湾市、新城健太郎社長）は5日、2023年4月に発表した24年2月期の業績予想の修正を発表した。新型コロナウイルス5類移行に伴う行動制限や感染対策の緩和、外出需要回復、観光客増加などで営業収益が想定を上回ったことから、営業収益を前回発表予想値より1％増の2263億4千万円、経常利益を8・8％増の157億5千万円、営業利益を8・6％増の153億6千万円に上方修正した。

　また、電気使用量削減に加え、国による「電気料金激変緩和対策事業」や内閣府、県による「沖縄電気料金高騰緊急対策事業」の実施で光熱費の高騰を抑えたことにより、販売管理費が想定を下回った。
　1株当たり配当金の予想は74円から110円に増配する。　（普天間伊織）