有料

野外キャンプ1泊でリラックス効果 ストレスホルモン減少、活気は上昇 ウラカタが体験効果を検証


野外キャンプ1泊でリラックス効果 ストレスホルモン減少、活気は上昇 ウラカタが体験効果を検証 イメージ
この記事を書いた人 Avatar photo 普天間 伊織

 キャンプ用品シェアリングサービス「ソトリスト」を展開するURAKATA(ウラカタ、浦添市、山田慎也代表)は8日までに、自然の中で過ごすことで得られる心身への働きに関する検証結果を発表した。20~40代の男女10人を対象にした、1泊のキャンプ体験での調査で、ストレスを受けた際に体内で分泌されるホルモン「唾液コルチゾール値」がアウトドア体験前と比べて平均16%減少するなど、リラックス効果が確認できた。

 同社は検証のためアウトドア体験イベントを開催。琉球大学の荒川雅志教授監修の下、県内カヤックやサイクリングなどのアクティビティとヨガやたき火などのリラックスコンテンツを通した心身の変化を分析した。

 検証の結果、唾液コルチゾール値の減少のほか、緊張や抑うつ、怒りなどの因子を測定するPOMS検査でも、不安や落ち込み、怒り、疲労が平均70%以上減少した一方、活気は16%上昇した。

 同社の担当者は「企業の福利厚生やウェルビーイング(心身と社会的な健康)経営へのアウトドアコンテンツの活用を目指す」と述べた。

 (普天間伊織)