prime

挑戦し続ける。それが未来を創り出す 仲宗根豊一 沖縄UKAMI養蚕代表取締役 <仕事の余白>


挑戦し続ける。それが未来を創り出す 仲宗根豊一 沖縄UKAMI養蚕代表取締役 <仕事の余白> 仲宗根豊一(沖縄UKAMI養蚕代表取締役)
この記事を書いた人 Avatar photo 外部執筆者

 地球上で、最も繁栄している生物は、われわれ人間と答える人が多いと思うが、多くの種に分かれ、この地球上のあらゆる場所に生息し、数の上で圧倒的に優位に立っている生物は昆虫である。

 小さい頃から昆虫好きで、縁あって昆虫に関わる仕事をしている私は、昆虫(エリ蚕(さん))の命を有効活用した商品の研究開発において、成長し続けるチームのリーダーを務めている。チームワークを考えた時、一人一人が力を高めることはもちろん有効だが、メンバー同士がさまざまな角度から意見を出し合い、試行錯誤する中で学びながら進んでいくことで変化への対応力は一人の時よりもずっと増すと考えている。昨今、先行きが読めず、急激なスピードで絶えず変化を続ける現代を「VUCA(ブーカ)時代」と表し、変化に素早く対応できなければビジネスでも結果を出すことが難しくなってきている。

 「いつ、これまでのやり方が通用しなくなるか分からない」。そんな状況の中で成果を出し続けるには、変化を柔軟に捉え、素早く判断し行動していく力が必要である。このことは多様性を持ったメンバーが集まることで、チームの思考力が高まり困難な状況を打破できると考えている。

 私は、今後も社会の課題解決につながるモノづくりをするメンバーと共に成長し、喜びや感動を分かち合い、挑戦し続ける。また、エリ蚕で世界の扉を開き、山原(ヤンバル)の魅力、エリ蚕の持つ可能性をここ沖縄から発信し続けていきたい。