おきなわフィナンシャルグループの地域総合商社「みらいおきなわ」と、台湾大手金融グループの中国信託ホールディング(CTBC)が運営する「中信金融管理学院」(台南市)が締結したプログラムで留学する6人が決定し、28日に奨学金授与式があった。4月から台湾で語学研修を受け、9月に正式入学する。
昨年8月に交わした協定に基づき、今回の派遣が第1回目。学院側は学費や寮費、食事といった必要な留学費用に充てる返還不要の奨学金を提供し、卒業後のグループでの就職も保証する。みらいおきなわは県内の自治体や学校への情報提供や審査の協力を担う。
留学生を代表し、豊見城高校を卒業した屋良朝稀さん(18)が「経済的な不安もあり半ば諦めていた海外修学に挑戦できる。沖縄と世界をつなぐ懸け橋のような存在になりたい」と抱負を語った。募集は今後も継続し、中信金融管理学院の沖縄教育センター(豊見城市)が説明会などを担う。
(當山幸都)