ゆいレール、那覇空港―牧志間の終日運休始まる 目立った混乱見られず あすまで、3両化対応工事で交通規制も


ゆいレール、那覇空港―牧志間の終日運休始まる 目立った混乱見られず あすまで、3両化対応工事で交通規制も 利用者に運休などの説明をするスタッフら=29日10時47分、那覇市のゆいレール那覇空港駅(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 小浜 早紀子

 沖縄都市モノレール(渡慶次道俊社長)は29日始発から、那覇空港駅から牧志駅の区間を終日運休している。3両化に伴う新車両基地への分岐器設置工事が理由。都市モノ社は運休中、那覇空港駅から牧志駅までを迂回路で走る代替バスを運行させている。終日運休は30日まで。

 29日午前10時半時点、那覇空港駅では大きな混乱は見られなかった。東京出張の帰りで、代替バスでおもろまち駅まで向かう親泊桐子さん(36)=那覇市=は、ANAの運航情報メールで今回の運休を知った。「理由までは知らないが、しょうがない。代替バスがあるので助かります」と話した。

混み合うタクシー乗り場=29日午前11時15分、那覇空港(小川昌宏撮影)

 設置工事は、那覇市安次嶺の都市モノ社付近であり、周辺道路の交通規制も行われている。

 周辺道路は県道那覇空港線の空港南口交差点―航空自衛隊出入り口(北口)が交通規制区間となっている。工事車両の出入りや安全確保のため、安次嶺交差点向け車線を全面通行止めし、空港向け車線で片側対面通行となる。工事が完了次第、規制は解除される。

分岐器設置工事でクレーンに吊り上げられて設置される新しいレール=29日午前9時19分、那覇市安次嶺(小川昌宏撮影)