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ジャングリア運営社、名護に高度観光人材の育成施設を開設 26年度 県内外からインターン受け入れ 沖縄


ジャングリア運営社、名護に高度観光人材の育成施設を開設 26年度 県内外からインターン受け入れ 沖縄 ジャングリア完成予想図(画像提供:ジャパンエンターテイメント)
この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 良太

 本島北部にテーマパーク「ジャングリア」を開発中のジャパンエンターテイメント(名護市、加藤健史CEO)は2026年度に、高度観光人材の育成を目的として県内外のインターンシップ生を中長期で受け入れる施設を名護市内に開設する。約100室の宿泊施設や研修室、会議室などを設け、県外の大学などからインターンシップを受け入れ、ジャングリアや県内の他の観光施設などで知識や経験を学ぶ仕組み。地域資源の発掘やマーケティングなどの知識を持つ人材を育てる。

 施設整備は内閣府の沖縄振興特定事業推進費事業にも選定され、24年度は2900万円の補助を受ける。

 ジャパンエンターテイメントは23年には名桜大学との間で教育、実践、調査研究での協力を目的とした包括連携協定を締結した。観光系学科を有する県外の大学からも実践的な経験を積むことのできる長期インターンシップで協力したいとの希望があり、協定締結に向けて調整している。

 県外学生を受け入れる場合、滞在する施設でのオンライン授業の実施や、協力関係にある名桜大でも授業を受ける単位互換などの枠組みを今後協議していく考え。

 将来的には県内の観光業で働く社会人のリスキリングやリカレント教育なども実施する計画。

 加藤CEOは「沖縄から日本の観光を支える人材、つくる人材を育成し『観光業を学ぶなら沖縄』というブランドを構築したい」と話した。

(島袋良太)