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「ジャングリア」渋滞問題、人材育成、リピーターへの期待…「沖縄観光の稼ぐ力」を討論


「ジャングリア」渋滞問題、人材育成、リピーターへの期待…「沖縄観光の稼ぐ力」を討論 トークセッションに臨むジャパンエンターテイメントの佐藤大介事業開発本部長(左から3人目)ら=6日、那覇市のO2オキナワオフィス
この記事を書いた人 Avatar photo 與那覇 智早

 クールジャパンDXサミット2024OKINAWA(同実行委員会主催)が6日、那覇市のO2オキナワオフィスで開催された。3回目の開催で、沖縄観光の稼ぐ力やDX・データ利活用について意見交換した。

 トークセッションにジャパンエンターテイメント取締役の佐藤大介事業開発本部長らが登壇し、やんばるの魅力の伝え方について対談した。

 佐藤氏は2025年夏に開業予定のジャングリアに関し「訪れた方が乗りたいと思うようなバスを走らせ、帰るときもホテルに直行するのではなく、名護市内に寄るなど工夫が必要だ」と話し、渋滞問題の解決方法を模索しているとした。北部地域について「長い目で見て高度な観光人材を育てる場にしたい」との思いも語った。

 今帰仁村観光協会の横澤一美事務局長は「素通り観光は変わりないと思うが、ジャングリアを機に何度も通ううちに、今帰仁村にも興味を持つ人が増えるだろう」と期待した。沖縄総合事務局の星明彦運輸部長(沖縄総合観光施策推進室長)が「地域全体が潤う観光立県OKINAWAへの挑戦」とのテーマで講演したほか、観光DXやデータの利活用に関してのトークセッションもあった。

 (與那覇智早)