県観光振興課は27日、観光業界に関する合同就職説明会・業界研究会を那覇空港で開催した。航空や空港関係、ホテルなど19企業が出展した。当初想定していた100人を大きく上回る240人が参加した。
参加者は高校生、専門学生、大学生や中途採用希望の社会人など。関心のある企業のブースを回り、1回当たり30分、計4回にわたって開催された説明タイムに足を運んだ。
県観光振興課受入推進班の松田めぐみ主任は「就活生には多くの業種を見てほしいので、こうして企業が集まることで効率的に話を聞ける」と話した。参加者数については「コロナ禍で就活生が観光業から離れた時期もあったが、インバウンド(訪日客)を含めて観光客が戻っている状況を受けて人気も回復してきたのではないか」と手応えを語った。
松田主任は、外国人観光客への対応や空港関連業務への海外企業の参入、人手不足などを受けて、即戦力となる中途採用やシルバー人材、語学力が高い留学生など、求人側の需要もかつてより多様化してきたと説明した。
(島袋良太)