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沖縄県産品「稼ぐ力」磨く 10月の県内最大級「産業まつり」を前に商談会


沖縄県産品「稼ぐ力」磨く 10月の県内最大級「産業まつり」を前に商談会 県優良県産品にエントリーした事業者らを対象にした商談会=11日、浦添市内
この記事を書いた人 Avatar photo 當山 幸都

 10月25~27日の「沖縄の産業まつり」に合わせ、県優良県産品の各部門の審査が本格化している。県産品の販路開拓を促す県の制度で、今年は審査会を前にエントリーした事業者と小売り関係者による商談会も新たに開かれ、近年は「稼ぐ力」強化へ運営側の支援体制に工夫もみられる。運営関係者は「さまざまな機会を通じて販路拡大につなげられれば」と話す。

 11日、浦添市内で優良県産品3部門のうち「一般(食品、日用品)」「NEXT」の2部門の商談会が開かれた。一般に申請した65社(80製品)、NEXTに申請した6社(6製品)が参加し、県内小売りの関係者らに商品をPRした。12日から審査会が始まり、推奨認定を受けた製品は「優良県産品」のロゴを使用できる。

 県から委託を受けて運営を担うクロックワーク(那覇市)によると、審査会を前に申請事業者を対象に商談会を本格開催するのは今回が初めて。仲尾次力副統括は「販路拡大のお手伝いとして開催した」と意義を語った。

 那覇市にある「MinsaCafe」の青山朋佳オーナーは、福まる農場(南風原町)の県産ブランド豚「キビまる豚」を使ったおにぎり「キビまる肉巻きむすめ」の県産品推奨認定を目指しエントリーした。商談会で「つながりがたくさんでき、チャンスが広がるのはありがたい」と話した。

 これまで認定を受けた県産品は産業まつりで表彰・展示されていたが、購入を希望する声が多かった。ニーズに応えようと、昨年は沖縄銀行の地域総合商社みらいおきなわが販売ブースを設け、商品を扱った。今年の産業まつりでもブースでの販売が予定されている。

 (當山幸都)