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8月沖縄の求人1.12倍 正社員新規求人が最高


8月沖縄の求人1.12倍 正社員新規求人が最高 沖縄労働局
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 沖縄労働局(柴田栄二郎局長)が1日発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は1・12倍で、前月比0・02ポイント上昇した。正社員の新規求人数が前年同月比10・9%増の4670人で3カ月連続の増加となり、過去最高値を更新した。建設業や卸売業・小売業で増えており、柴田局長は「人手不足を背景に処遇改善を図る傾向が続いている」と分析した。

 新規求人倍率(季節調整値)は2・05倍で前月から横ばい。正社員有効求人倍率(原数値)は0・78倍で、前年同月比0・02ポイント上昇した。正社員有効求人数は前年同月比3・2%増の1万3142人で2カ月連続の増加となった。

 新規求人数(同)は同4・7%増の1万1242人で8カ月ぶりの増加。主要産業別で生活関連サービス業・娯楽業は35・7%、大口求人があった卸売業・小売業も19・6%、情報通信業は12・6%と、それぞれ増えた。一方、宿泊業・飲食サービス業は19・9%、製造業は13・7%減少した。

 8月の県内失業率(原数値)は前年同月比1・1ポイント低下し、3・1%だった。

 (新垣若菜)