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食文化違い「新鮮に感じる」 県外バイヤーと商談会 沖縄の産業まつり


食文化違い「新鮮に感じる」 県外バイヤーと商談会 沖縄の産業まつり 商品について紹介する出展者(左)とバイヤー=25日、那覇市の県立武道館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 中小企業基盤整備機構沖縄事務所は25日、沖縄の産業まつりに合わせて「守礼門プログラム2024食の商談会・評価会」を開催した。県内食品事業者38社が参加し、県外の食品バイヤー13社との商談に臨んだ。イベントは商談だけでなく、バイヤー目線から商品設計に関するアドバイスも受けられる仕組みとなっており、出展者は商品の今後の磨き上げにつなげる。

 今回初参加したバイヤーで、酒のつまみなどを取り扱う「KOBE伍魚福」(兵庫県)の山中勧社長は、同社の卸売りルートで売るだけでなく、自社商品として全国各地の食品メーカーにOEMで製造を委託する手法も手掛けていると説明。「取引先にはこだわりの酒屋が多く、つまみも特徴のあるものが人気だ。沖縄は食文化が違うので内地の人は新鮮に感じるのでは」と話した。

 中小機構沖縄事務所の伊原誠所長は「どうしたら売る側に取り入れてもらえるかを知れるのが普通の商談会との違いだ。稼ぐ力の向上に結び付けたい」と話した。

 (島袋良太)