那覇市の奥武山公園、県立武道館を会場に開催中の「第48回沖縄の産業まつり」は2日目の26日、朝から来場客でにぎわった。天候に恵まれ、週末土曜で家族連れの姿も多く、出展企業・団体の特産品を見たり、味わったりして楽しんだ。27日まで。
沖縄敷物商会(南城市、新田寛行社長)の「ヘリなし半畳」は、まつり会場で行われた優良県産品表彰で、工業系製品部門の優秀賞を受賞した。樹脂でできた畳はカビや虫、汚れに強く、イ草の風合いや肌触りを再現し、耐久性や安全性などを強化した。デザインやカラーも豊富で、インテリアとしても注目を集めている。
水性汚れに強く、拭くだけで掃除ができる。樹脂に無機材料を配合した畳はダニやカビが発生しにくく、クッション性があるため、転倒時にも安心だという。
正方形の畳は色や模様も鮮やかに、50種類以上のデザインから自由に組み合わせ可能。イ草の畳は通常2~3年で劣化するが、7~8年使い続けられるという。
23年5月に発売してから累計約800枚を販売している。畳材部の伊川尚行課長は「機能性が高く長持ちする畳は、湿気の多い沖縄で特にオススメだ」と話した。
縦、横ともに82センチメートル、厚さ16ミリメートルで約1万5千~6千円。要望に応じてサイズ変更も可能。問い合わせは098(894)3999。
(與那覇智早)