那覇市の奥武山公園、県立武道館を会場に開催中の「第48回沖縄の産業まつり」は2日目の26日、朝から来場客でにぎわった。天候に恵まれ、週末土曜で家族連れの姿も多く、出展企業・団体の特産品を見たり、味わったりして楽しんだ。27日まで。
「県産品を心で包むお手伝い」のモットーを掲げる、ざまみダンボール(糸満市)は、段ボールを利用したパーランクーづくりを無料で体験できるブースをサブグラウンドに構えている。
12月で設立65周年を迎える同社は、50~100種の段ボールを生産しているという。
「会社のPRはもちろんですが、まつりなので子どもたちに喜んでもらいたい」と話すのは営業部一課の神谷康行課長。さっと段ボールを数枚重ねて、ガムテープでぐるりと固定。来年の干支(えと)のヘビが面の部分にデザインされた、オリジナルパーランクーがあっという間に出来上がった。バチでたたくと、張りのある音が響く。
子どもたちへのお土産と考えてか、ブースには大人の姿も。北谷町から来た女性は「孫が喜ぶはず」と語り、作成に励んでいた。神谷課長は「大人も子どももぜひ足をお運びください」と呼びかけた。
(新垣若菜)