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【動画あり】GACKTさん「本気でやればご褒美が来る」 N高・S高入学式にサプライズ登場 沖縄


【動画あり】GACKTさん「本気でやればご褒美が来る」 N高・S高入学式にサプライズ登場 沖縄 N高・S高の新入生に祝辞を送るGACKTさん=9日午後、那覇市泊(又吉康秀撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 高橋 夏帆

角川ドワンゴ学園のN高校(本校うるま市)とS高校(同茨城県つくば市)の入学式が9日、那覇市の那覇キャンパスで行われた。式ではサプライズで沖縄県出身アーティストのGACKT(ガクト)さんが登場し、新入生へエールを送った。GACKTさんの言葉は両高校の生徒にとどまらず、この春に新たな一歩を踏み出す若者に、自信のつけ方や本気で取り組むことの大切さなどを伝えるメッセージだった。GACKTさんのコメントを紹介する。

 (高橋夏帆)


―友達づくりのアドバイスは。

「友達をつくることを難しく感じる人は多いと思う。でも、それは君が思っている以上に周りも同じように思っている。君が一歩踏み出して気持ちを伝えると、同じ気持ちを持つ仲間の心を開くことにつなげられる」

―どんな高校生活だったか。

「学校に行かないで外で遊んでいることが多かった。後から気づいたが、頑張らなきゃいけない時は必ず訪れる。後になればなるほどつらい。頭も固くなる。学生のまだ頭が柔軟なうちに、いろいろな失敗も含めて、多く経験して、たくさんのものを得ていく方が後々の人生には大きく一歩リードしていけると思う」

―どのように自信をつけてきたのか。

「自信は他人から与えられるものじゃない。自分の中から振り絞るもの。自分の行動によって出た結果の積み重ねで少しずつ生まれてくる。先に考えて動くことが遅くなる人が多いけど、まずは動く。失敗したら何が駄目だったか後で考える。そしてまた動く」

―高校生活が始まる若者にコメントを。

「『夢を見つけろ』という言葉を大人は子どもに掛けがちだ。もちろん夢が見つかった子どもは幸せだと思う。でも、高校生活だけで見つけるって非常に難しくて、実際はやりたいことが見つからない生徒がほとんど。でも僕はそれでいいと思う。学校生活はやりたいことを見つけるための場。中途半端では得られるものは少ない」

「夢につながるのか分からなくても、とにかく必死に、命をかけてやっていれば夢が分かるようになる。本気でやることは、必ず最後、ご褒美が来る。本気でやれば、本気でやる友達が周りに現れる。本気になれる仲間が集まるためには、自分が本気になるしかないと理解して、学校生活を楽しんでもらいたい」