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【全国高文祭】まもる君誕生の経緯紹介 宮古・放送部 「放送」 沖縄


【全国高文祭】まもる君誕生の経緯紹介 宮古・放送部 「放送」 沖縄 放送部門のビデオメッセージ部門に出場する宮古高校放送部の(左から)平良桜さんと小西桃花さん、源河亜由美さん=18日、同校
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 「集え青き春 漕(こ)ぎ出せ知の筏(いかだ) 水面(みなも)煌(きら)めく清流の国へ」をテーマに第48回全国高校総合文化祭が31日~8月5日、岐阜県内で開かれる。文化庁、全国高校文化連盟などが主催。沖縄県からは郷土芸能や器楽・管弦楽、放送など、15部門に252人が参加する。「文化部のインターハイ」とも呼ばれる芸術文化の祭典で、生徒らは日頃培った力や技を発揮する。本番に向けて意気込む高校生を紹介する。


 放送部門ビデオメッセージ部門に、宮古の3人が出場する。宮古島市を代表するキャラクター「宮古島まもる君」が誕生した経緯などを紹介する作品を仕上げ、島の魅力をアピールする。

 作品名は「宮古島を守る!まもるくん」。現在、20体いる宮古島まもる君のきょうだいは、市内で交通事故が多い交差点などに設置されている。宮古島まもるくんは、交通死亡事故が相次いだことを受け、死亡事故が1件でもなくなるようにと宮古島署や地元の人が願いを込め、1991年に誕生した。

 作品は今年2月からの3カ月間で制作した。NHK杯全国高校放送コンテスト県大会の作品作りの時期とも重なったが、仕上がった作品に自信をのぞかせる。

 部長で3年の小西桃花さん(17)は、2年の源河亜由美さん(16)と1年の平良桜さん(15)をまとめる。小西さんは「後輩を引っ張りながら、全国の仲間との交流を楽しみたい」とほほ笑んだ。

 撮影などを担った源河さんは「まもる君の表情や色合いが伝わるように意識した」と作品に込めた思いを語る。平良さんは「先輩たちの姿を学び、今後の活動につなげられるようにしたい」と心を躍らせた。

 (友寄開)