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“かなさんどー”制作発表 「許し」の愛の形を表現 第16回沖縄国際映画祭


“かなさんどー”制作発表 「許し」の愛の形を表現 第16回沖縄国際映画祭 新作長編映画「かなさんどー」の制作発表会に登壇した(右から)照屋年之監督、松田るか、堀内敬子、浅野忠信=21日
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 ガレッジセールのゴリが本名の照屋年之として監督した映画「かなさんどー」の制作発表会が21日、那覇市の那覇文化芸術劇場なはーとであった。来年春に公開を予定している。沖縄で先行し、全国で順次公開する。

 沖縄を舞台に親子をテーマにした。照屋は「愛の形はいろいろある。その中で『許し』という形を表現してみた」と作品に込めた思いを語った。

 県出身の俳優・松田るかが主演を務める。母が亡くなる間際に、緊急の電話を取らなかった父を許せずにいた娘と、年を重ねるとともに認知症を患った父との関係性を描いたヒューマンドラマ。照屋にとって6年ぶりの長編作品になる。

 松田は「大切な人にかなさんどー(愛してるよ)と伝えたくなる映画になっている」と生き生きと語った。制作発表会には照屋や松田のほか、出演者の堀内敬子、浅野忠信らが登壇した。

 (狩俣悠喜)