「沖縄の人は前のめりに笑う」と話すR-1チャンピオン・街裏ぴんく、人生初の全国ツアー開催（3ページ目）

<<　1　｜　2　｜　3

沖縄のパワースポットはあの食堂！？

―沖縄への思いを教えてください。

第二の故郷と勝手に思いたいくらい大好きです。20代の時に2回友達と旅行して、2023年2月の独演会で久しぶりに行きました。去年は両親と嫁も一緒に来て家族旅行を兼ねたんですが、沖縄の人があまりに温かくてみんな大喜び。「こんなに温かく迎えていただけるなら、何とか沖縄で活動できないか」と嫁が言うので、「どういう意味だ！？僕は東京ではウケてへんみたいやないか」と思いましたけど（笑）、沖縄って本当にいいねと話しました。「来るのを待っています」と熱量高く言ってくださる方もいてうれしかったです。拠点にするとなるとかなりの勇気が要りますけどね。

―70歳を過ぎたころ、拠点にするか考えてみてください（笑）。沖縄の好きな場所や食べ物はありますか？

アメリカンビレッジが好きです。買い物が好きなので服やアクセサリーを見て買って、家族と楽しみました。日常とは違うテーマパークのような場所に行くのが好きなんですよね。そして毎回行く「いちぎん食堂」はパワースポット。ごはん食べて「うまい！」と思った後にBEGINさんのネタを思い付き、ホテルに帰って1時間足らずで完成したんですよ。沖縄を感じることができる素晴らしい場所なんですよね。お気に入りのメニューは「肉野菜そば」で、ごはんも一緒に食べるのが最高です。他にもいろんな店を見つけられるといいなと思っていますし、おいしいラフテーが食べたいですね。白いごはんに合うおかずが大好きなんです。

「Output LAUGH PROJECT アベンジャーズ SPECIAL Output～桜坂劇場サーキット祭」にて（2024年3月）

―今後の目標や目指す姿を教えてください。

「街裏ぴんくの漫談はおもろい」・・・誰もがそう思う可能性はあるはずです。「何がおもろいんだ、ウソをついているだけやないか」とキツイことを言ってくる人はめちゃめちゃ多いですが、「じゃ～こういうのはどうや」と次々提示していくことで、面白さを分かってもらえる可能性が高くなると思っています。そのためにもいろいろな漫談を作りますよ。ウソ漫談と言われるのはしゃくですし、ウソをつきたい訳ではないんです。みなさんを生理的にわらかしたいので、僕の漫談の魅力にとりつかれる人をあの手この手で増やしていきたいです。漫談独演会をはじめ求められていることに応えつつ、いただけた仕事は全力で取り組みたいですね。だんだんと慣れてきたら自分の色を出していけるように、丁寧に生きていきたいとも思えます。器用なタイプではありませんが求められていることを考えながら、でもやりたいようにやっていきたい（笑）。今は12月までの全国ツアーがとにかく楽しみです。

―最後に、沖縄公演に向けてのメッセージをお願いします。

去年の独演会では「ナマで見たかった～」というみなさんの気持ちが、すごく伝わってきました。その気持ちをかなえて今年も来てくださる方がいるので、去年よりハードルが上がっている部分もありますが「全員を笑わそう」と気合いを入れています。それぞれの日常には、いいこともあれば嫌なこともありますよね。でも僕の漫談を見る時間だけは、変な世界に連れて行きますから一緒に逃げましょう。ぜひ付いて来てください！