沖縄、60人が新たにコロナ感染 累計1600人超える 米軍関係者は2人【8月16日午後】


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 沖縄県は16日、新型コロナウイルスの感染者が新たに60人確認されたと発表した。273人の行政検査で28人、保険診療検査で32人の陽性が判明した。15日は、12日ぶりに50人を切ったが、感染者が再び増加に転じた。県内感染者は累計で1618人となり、1600人台に達した。

 米軍関係者の新たな感染は2人が確認された。うるま市のキャンプ・コートニーで1人、本島中部のキャンプ・フォスターで1人の陽性が判明した。米側から県に報告された。

 16日午前には、橋本岳厚生労働副大臣が玉城デニー知事を訪ね、感染拡大防止に向けて意見交換した。橋本副大臣は、看護師や保健師を全国から募って沖縄に派遣する考えを明らかにした。規模としては「数十人程度か、もしかしたら100人を超えるかもしれない。視察で見極める」とした。玉城知事は、全国知事会を通じて看護師50人規模の派遣を要請していると明らかにした。

 また、橋本副大臣は、県内で今後重症患者が増加し重症者用病床が足りなくなった場合に「県外搬送も想定する必要がある」という認識を示した。【琉球新報電子版】