沖縄で新たに49人がコロナ感染、県内の新規感染「蔓延期」に


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は13日、新たに10代から90代までの男女49人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。40人以上になるのは10月24日以来。新規感染者は那覇市で24人に上り、本島中南部に集中。県の糸数公保健衛生統括監は、飲み会や職場などでの感染が元になって拡大しているとの見方を示し、改めて対策を呼び掛けた。

 県が警戒レベルを判断する七つの指標のうち、13日までの直近1週間の新規感染者数は213人で、第4段階の「感染蔓延(まんえん)期」となった。全国で感染が急速に拡大し、北海道や大阪などで顕著となる中、糸数統括監は「心配しているのは県外の流行が及んでくるのではないかということだ」と危機感を示した。これまでも全国で感染者が増えると沖縄でも増える傾向にあり、指標を注視するとした。

 新規感染者のうち、感染者との接触感染は20人で、内訳は、家庭内感染11人、職場4人、知人3人、飲食2人。残り29人は感染経路不明の「調査中」。那覇市以外の居住地の内訳は、浦添市5人、沖縄市と南部保健所管内で各4人、宜野湾市3人、南城市、糸満市、中部保健所管内で各2人、豊見城市、うるま市、東京都で各1人。米軍関係の新規感染者の報告はなかった。