沖縄のコロナ感染2日連続30人台 変異株も新たに検出


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は13日、新たに10歳未満から80代までの30人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。30人以上は2日連続で、直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は11・45人。2月15日以来約1カ月ぶりに10人を超え全国3番目の多さだった。また、13日までに県内の新型コロナウイルス患者から新たに「E484K」と呼ばれる変異株が検出された。県は公表について「国と調整中」として、詳細は明らかにしていない。

 新規感染者30人の居住地別は浦添市8人、那覇市と宜野湾市が各5人、中部保健所管内3人、うるま市、沖縄市、豊見城市が各2人、南城市、南部保健所管内、東京都が各1人。推定感染経路が判明しているのは15人で、うち家族9人、職場2人、知人1人、施設1人、飲食1人、そのほか1人だった。県の糸数公保健衛生統括監は「最初に飲食関係の陽性者や施設内での感染があり、その接触者が増えている」と説明した。

 県が10日に発表した新規感染者28人のうち2人はその後「偽陽性」と判明、リストから削除した。米軍関係の感染者はゼロだった。