具志川商・先発の新川 緊張のマウンドで7回2失点の粘投


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7回を2失点と好投を見せた具志川商業先発の新川俊介=22日、兵庫県の阪神甲子園球場

 冬の鍛錬の成果を聖地で思う存分発揮した。20日夜に先発を言い渡されてから新川俊介は緊張で終始顔がこわばり気味。見かねた捕手の比嘉力太が、試合前に初球の入りを丁寧に確認してマウンドに送った。

 そのおかげか、課題にしてきた初回を三者凡退に抑え「守備を早く終えてから流れを持って行きたい中でしっかりアウトを取れた」と波に乗った。

 二回にはこの日最速142キロの直球に、冬に習得したナックルカーブでバットに空を切らせた。打線の援護ももらい7回を被安打4、4奪三振と上々の手応え。ただ、追い込んでからの投球や走者を出した後の投球には反省点を挙げ「修正し、次は打撃でもしっかり打ちたい」と闘志をみなぎらせる。

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