琉球芸能、実演の一瞬を刻む 新報ギャラリーで写真展 4日まで


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬
「実演家の川満香多(左手前)、玉城和樹(右奥)、舞台写真家の大城洋平による三人会「琉球芸能公演と写真展」が開幕した=4月2日午前11時頃、那覇市泉崎の琉球新報ギャラリー」

 琉球舞踊・組踊立方の川満香多、琉球古典音楽歌三線の玉城和樹、舞台写真家の大城洋平による三人会「琉球芸能公演と写真展」(主催・三人会実行委員会主催)が2日、那覇市泉崎の琉球新報ギャラリーで始まった。写真展では、玉城と川満の舞台公演写真のほか、第一線で活躍する実演家の組踊や沖縄芝居など公演の宣伝写真、本紙芸能面で連載する「清ら星 伝統組踊の立方」の未公開カットなど、約150点が展示されている。写真展は4日まで。入場は午前10時から午後6時(最終日は午後4時30分まで)。写真展は入場無料。

 写真展に関連して、琉球芸能公演が4日午後2時から、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開催する。公演では古典女踊り「諸屯」、二才踊り「高平良万歳」や、琉球古典音楽独唱などを予定する。語り組踊「手水の縁」では、川満の唱えと玉城の歌三線で、大城が撮影した手水の縁の写真をスクリーンに映して上演する。
 川満は「組踊はお客さんの想像力を持って鑑賞してもらう芸能。聴いてもらいながら写真も見て、お客さん一人一人楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けた。
 催しは、新報アートルネッサンス「新歩の時」の一環。チケットは前売り券3千円(当日500円増し)。問い合わせは玉城☎090(4471)9391。

 

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