春の全島闘牛、闘勢琥珀が重量級制す 全階級で新王者


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重量級で新王者となった闘勢琥珀(右)がイーグル王を攻め立てる=5月9日、うるま市石川多目的ドーム(ジャン松元撮影)

 沖縄闘牛界最大のイベント「第114回春の全島闘牛大会」(県闘牛組合連合会主催、琉球新報社共催)が9日、沖縄県うるま市の石川多目的ドームで開かれた。県内屈指の強豪牛たちが見せる粘り強さと迫力ある闘いに、駆けつけた闘牛ファンらは歓声を上げた。

 最大の見どころである、体重別で争うタイトルマッチでは、現軽量級全島一のファイティング大吉の息もつかせぬ猛攻に対し、挑戦牛の石山聖空宝志みおりが切り返しのうまさを見せ、初栄冠に輝いた。

 王者不在の中重量級では、中量級で7連勝無敗の赤毛牛の赤番頭、重量級で黄金色の毛色が特徴の闘勢琥珀がそれぞれ勝利し、全階級で新王者が誕生した。

 同大会は新型コロナウイルスの感染防止対策として入場人数制限を設けて開催した。前回に引き続きオンライン配信も行われた。

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