河野沖縄相、持論を再説明「性教育、響く形で」「母子サポート必要」


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5月14日、琉球新報とのインタビューに応じた河野太郎沖縄担当相

 【東京】河野太郎沖縄担当相は18日の閣議後会見で、本紙などによる県の日本復帰49年に合わせたインタビューでの「子どもの貧困」に関する発言について改めて真意を語った。河野氏は貧困の解消のために「母子世帯のサポートが子どもの貧困の解消には必要だ」とし、「将来の人生の計画を自己決定するために、避妊を含めた性教育の知識をきちんと学ぶ必要がある」と性教育の必要性を重ねて強調した。

 会見ではインタビューでの発言について、本紙記者が「若年層の妊娠よりも母子世帯への国のフォローが遅れていることこそが問題だとの指摘がある」と質問し改めて見解をただした。

 河野氏は、この質問に対して約7分間にわたって自身の考えを述べた。

 河野氏は、昨年11月に実施した外部有識者が参加した「秋のレビュー」で「子どもの貧困」の問題を取り上げたことを説明した上で、「子どもの貧困と母子世帯との関連があるとのことだった」と明かした。

 解決策として「母子世帯のサポート」「非正規雇用の割合に起因する、男女の収入格差の是正」を挙げた。

 これを踏まえ「(性教育を)自分の将来と密接にある意味、関連するんだということが心に響くような形でやらないと、通り一遍ではいけないのではないかと思っている」と指摘した。その上で「子どもの将来に父親としてきちんと責任を持つことは必要」「生まれてくる子どもは誰もが同じ人生の機会、平等に恵まれなければならない」と持論を展開した。

 米軍基地の英語教育への積極活用について「大人のイデオロギーで邪魔することは許されない」と発言した点については「基地の問題とかいろんな問題はある」とした上で「(米軍基地を)リソース(資源)として英語教育に使っていくというのは、子どもの未来を考えれば非常に大事だ」と繰り返した。

 英語を習得することで得られる機会の広がりについて「BTSとAKBを比べてみれば一目瞭然なんではないか」と話し、韓国と日本のアイドルグループを引き合いにする独特の表現でそのメリットを強調した。

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