米軍ヘリ津堅不時着 うるま市長「早く撤去を」 修理完了きょう以降か 


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不時着した機体の修理を続ける米兵ら=5日午前、うるま市の津堅島

 【津堅島=うるま】米軍普天間飛行場所属のUH1Y多用途ヘリ1機がうるま市の津堅島に不時着した事故で、5日も米兵らが機体の修理を続ける様子が確認された。作業完了は6日以降になる見通し。うるま市の中村正人市長が同日、現場を視察して「このような事故はもう繰り返してほしくない」と訴えた。

 午前11時15分ごろ、機体のエンジンをかける様子が確認されたが、午前中はそれ以上の進展はなかった。正午前には別の米軍ヘリが現場に飛来した。作業で使用する物資を届けたとみられる。

 中村市長は「不時着の原因究明にはまだ時間がかかりそうとのことだ。1日でも早く撤去してもらいたい」と語った。その上で「原因の究明がなされないまま同型機を飛ばすのは二次、三次被害につながりかねない」と懸念を示した。