高校野球の第103回全国選手権沖縄大会第12日は17日、沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝2試合を行い、中部商と第3シードの沖縄尚学が決勝に進んだ。中部商は知念を6-3で下して10年ぶり7度目、沖尚は豊見城を7-0の七回コールドゲームで退け2年ぶり14度目の決勝進出。大会最終日の18日は午後1時から同球場で決勝を行う。
準決勝で中部商は米田光希と渡久山夢斗のソロ本塁打を含め、計12安打と強力な打線で点を重ねた。投げてはエースの米須武瑠が12奪三振、被安打3と力投してリードを守り切った。
沖尚は二回に知念新の左中間への適時二塁打で先制すると、その後も犠打や単打を絡めて着実に加点した。エース左腕の當山渚も7奪三振、被安打4の危なげない投球で豊見城打線を完封した。
◆中部商の機動力、沖尚投手陣崩せるか
準決勝までのチーム打率は中部商が3割6分7厘、沖縄尚学が3割7分8厘とほぼ互角。1試合平均がそれぞれ11安打と強力な打線が持ち味で、両チームともにどこからでも好機をつくれる打線に加え、鍛え抜かれた選球眼を持つ。好機を確実にものにできるかが勝敗の鍵を握る。
守りは両者とも試合を重ねるごとに安定感を増している印象だ。1試合平均失策は中部商が0・6、沖尚が0・5。
中部商は、持ち味の機動力を生かして相手守備を揺さぶる攻撃で得点につなげたい。沖尚は、層の厚い投手陣を中心に最少失点で抑え、攻撃に良いリズムをつくれるかがポイントになる。
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