沖縄8市町村で休校延長 小中、2市町は分散登校 コロナ感染拡大に対応


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 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、沖縄県浦添市や豊見城市など8市町村が26日までに小中学校の夏休みや臨時休校期間の延長を決めた。与那原町は8月31日から9月3日まで分散登校する方針を決めた。糸満市は9月1日の2学期開始日に変更はないが、最終学年以外は緊急事態宣言中は分散登校させる方針。26日時点で分散登校を決めたのは与那原町と糸満市のみ。南城市や沖縄市など7市町村は27日以降に対応を協議する。

 浦添市や南風原町、西原町、北中城村の4市町村は26日、臨時の校長会などで9月5日までの臨時休校を決めた。浦添市は26日が2学期の開始日で、児童・生徒は分散登校した。休校中はオンライン学習を行う計画を立てている。

 23日から2学期が始まった金武町も26日、8月30日から9月3日まで臨時休校を決めた。担当者は「感染のピークは過ぎたとみて夏休みを延長しなかったが、2学期開始後に予想を超えて感染が拡大した」と説明した。

 27日に始業式がある本部町は予定通り式典を行う。担当者は「感染状況を把握しており、感染症対策もしている」と説明。一方で、来週以降は「どのような感染状況になるか分からないので、日々調整するなどして対応したい」と述べた。

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