沖縄、ワクチン異物混入で1579人に影響 広域センターでの接種きょう再開


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新型コロナウイルスのワクチン(資料写真)

 米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの瓶などから異物が見つかり、県立武道館(那覇市)の広域接種センターの接種が中止となった件で、県は30日に接種を再開することを決めた。厚生労働省が品質に問題がないとしたことから、異物が見つかったワクチンと同じロット番号を使用する。中止によって接種できなかった人は28、29の両日で計1579人だった。

 異物が見つかったロット番号「3005293」のワクチンは、27日から28日午後までに884人に接種された。健康被害は報告されていない。県は30日からの接種には会場に保管されているこのロットを使った後、手配していた別のロットを使う。
 28、29の両日に接種できなかったのは接種1回目の484人と2回目の1095人。該当者の接種日程は調整中で、決まり次第コールセンターから連絡する。県全体の接種計画に遅れは出ない見込み。

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