【一問一答】オール沖縄の中核から自民支持へ 金秀Gの呉屋会長が語ったこと


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呉屋氏

 呉屋守将金秀グループ会長と本紙記者らのやりとりは次の通り。

 ―衆院選で「オール沖縄」側を支援しないのか。

 「(新基地建設に向けた名護市辺野古の埋め立ての是非を問う)県民投票で7割が反対と言っているので、政治的な闘いの決着を見たと思っている」

 「基本的に保守中道が金秀グループのスタンスだ。職員には自主投票と言っている。これまでもそうだった。ただ『翁長丸』に乗っていたら、隣に赤い服を着た人がいた。途中の経緯はあるが、最終目的地までは一緒に乗らない。理想が違う」

 ―県民投票の結果を生かせなかったことが要因か。

 「県民投票で(民意は)十分伝わっている。法廷闘争は県政や関係政党でやってもらえればいい。この闘争は30年、続くだろう。経済団体が長く政治のステージで闘うわけにはいかない」

 「むしろ経済界に与えられた役割は、もっと沖縄の経済力を付けることだ。豊かになっていけば、政府におもねるようなことをせず、強い沖縄、誇りの持てる沖縄になっていける。それが(前知事の)翁長(雄志)さんが望むことだと思う」

 ―来年の知事選は。

 「まだ早い。約1年ある。さまざまな条件を考えないといけない」

 ―来年の名護市長選や沖縄市長選などは今回の衆院選と同じスタンスか。

 「そうだ。より沖縄や経済界のためにどちらがいいか、よりベターな選択をする。辺野古をファーストイシューにするつもりはない」

 ―自民党支持は辺野古反対の立場と矛盾しないか。

 「われわれが抱えている矛盾ではなく、沖縄県政や日本政府が持っている矛盾だ。県民投票で県民はノーと言ったが、政府は押し付けるのかということだ」


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