【動画あり】軽石の除去作業、沖縄県が着手 国頭村・辺士名


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重機を使った軽石の撤去作業が始まった辺土名漁港=29日午前9時過ぎ、国頭村

 【国頭】沖縄県は29日午前10時、辺土名漁港に滞留した大量の軽石の除去作業に着手した。

 同日午前9時までに県の職員や業者が現場に入り、国頭漁協関係者らが見守る中、ショベルカーが港内のスロープにたい積した軽石をすくい上げる作業を始めた。ショベルカーのバケットには軽石をすくう際の水切りをするため、網が取り付けられた。作業は夕方まで続く見通し。

 県は今後、新たな軽石の流入を防ぐため、港内の入口付近に設置する汚濁防止膜を搬入する予定。汚濁防止膜は、陸上から届かない軽石を回収する際にも利用する方針。軽石は港内で一旦仮置きする。

 業者との契約額は約7464万円で、契約期間は3カ月。

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