31日投票の衆院選は同日夜に開票され、沖縄3区は自民新人で元沖縄担当相の島尻安伊子氏(56)が当選を確実にした。2019年の補選で敗れた立民前職の屋良朝博氏(59)に雪辱を果たした。
島尻氏は沖縄担当相を歴任した経験を前面に打ち出し、子どもの貧困対策や沖縄振興の政策を訴え、有権者の共感を得た。
同区は米軍普天間飛行場の移設先となる名護市辺野古を抱えており、今選挙戦は容認の立場で政策を訴えた。「オール沖縄」勢力の屋良氏が敗れたことで、移設に伴う新基地建設に反対してきた玉城デニー県政にとって、大きな痛手となりそうだ。
島尻安伊子(しまじり・あいこ) 1965年3月4日生。宮城県出身。上智大卒。元参院議員、元沖縄担当相。
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