米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイ3機が19日、米軍那覇港湾施設(那覇軍港)に着陸した。3機は午後3時現在もとどまっている。機体が折りたたまれ、車輪が動かないよう固定されている。
在沖米海兵隊によると、オスプレイは整備のため、那覇軍港で船に積まれて本国に送られる。海兵隊は「もともと予定していた着陸だ。標準的な手順だが、頻繁には実施しない」と述べた。
沖縄県基地対策課は職員2人を派遣して現場を確認した。着陸目的などを防衛局を通じて確かめている。
普天間飛行場のオスプレイは18日、飛行場内でつり下げ訓練を実施したばかり。
「毎日釣りをしているが初めて」
目撃した男性(68)によると、昼過ぎに西側から約10分おきに、3機が飛来した。3機とも重低音を響かせ低空で飛行し、1機は軍港上空付近で旋回した。「毎日、那覇軍港の対岸の岸壁で釣りをしているが、今回初めて見た。すごい音で地鳴りがした」。一緒にいた男性の妻は「1機がUターンし、こっちに向かってきたように見えた。墜落しそうで怖かった」と驚いた様子だった。
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