空手の世界選手権第5日は20日、ドバイで男子個人形決勝を行い、東京五輪金メダリストで沖縄市出身の喜友名諒(31)=興南高―沖縄国際大出、劉衛流龍鳳会=が28・38(30点満点)を出し、26・66だった東京五輪銀メダリストのダミアン・キンテロ(スペイン)を破って4連覇を達成した。男子個人形での4連覇は史上初。
決勝の形はオーハンダイ。技の動きやタイミングなどを評価する技術点(21点)は19・74を獲得、スピードや力強さの競技点(9点)は8・64を出し、同じくオーハンダイを用いたキンテロをいずれも上回った。
師事する佐久本嗣男氏は1985~89年に3連覇を達成しており、師を超える偉業となった。喜友名は決勝を前に「佐久本先生や仲間と稽古に励んできた空手を世界選手権の舞台でぶつけたい」と意気込みを語っていた。
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