中部市町村会(会長・松川正則宜野湾市長)は19日、沖縄県庁の松田了環境部長を訪ね、県内各地に漂流して問題となっている軽石への対応を要請した。軽石撤去の財政措置や侵入を防止するフェンスなどの設置、漁業や養殖業、観光産業などへの補償、回収した軽石を県が処理することなどを求めた。
松川会長は「今月中旬ごろから中部にも軽石が流れ始めて来た。宜野湾市内にも大量に流れてきたので急いで撤去したが、大量のトン袋が野積みの状態だ。中部でも困っている」と訴えた。要請に対して、松田部長は「大変大きな問題だと認識しており、県でも全庁横断で取り組んでいる。市町村と国とも連携して早期解決に取り組んでいきたい」と話した。