沖縄県の玉城デニー知事は21日午前、全国知事会の新型コロナウイルス緊急対策本部会議に県庁からオンラインで出席した。12月から始まる3回目のワクチン接種について、国に対して財政支援や市町村へ配分されるワクチン量の提示などを求めた。
玉城知事は「ワクチンの不足が生じないよう適切な対応をお願いしたい。県においても広域的にワクチン接種を実施する必要があることから、追加接種に要する費用については地方に負担が生じないよう国において確実に財政措置を講じていただきたい」と述べた。
玉城知事は県内の感染状況について「多くの指標において昨年7月の流行前に相当する水準まで改善がみられている」と指摘。今後、懸念される「第6波」に備えて、「県民一丸となって感染対策を継続し昨年末の第3波のような流行を繰り返すことがないよう年末年始をしっかり迎えてまいりたい」と発言した。
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