【宜野湾】宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園で起きた米軍機の部品落下から4年を迎えた7日、園の保護者らでつくる「チーム緑ヶ丘1207」は嘉手納町の沖縄防衛局と那覇市の外務省沖縄事務所を訪ね、園上空を米軍機が飛行しないよう引き続き求めた。防衛局の小野功雄局長は「米側に対して最大限に配慮するよう求める」と繰り返した。
チーム緑ヶ丘は陳情書で、(1)事故の原因究明と再発防止(2)原因究明までの飛行停止(3)普天間基地に離発着する全ての米軍機の保育園上空の飛行禁止―を求めた。
陳情書を受け取った小野局長は「学校などの上空の飛行回避については、これまで類似の機会に米側に申し入れを行っている。新たな情報が入ったら速やかに情報提供するなど適切に対応する」と説明した。
チームの宮城智子会長は「外来機の飛来など、事故の時よりも(騒音は)ひどくなっている。私たちが求めている『保育園上空を飛ばないで』というのは難しいことではないはず」と、声を詰まらせながら訴えた。
チームは「(防衛局が)4年前と全く同じ話をしている」とし、事故から4年が経過しても事態が改善されないことに憤った。(石井恵理菜、写真も)
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