沖縄コロナ11人、1カ月半ぶり2桁 米軍ハンセンは21人(12月21日午後)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は21日、新型コロナウイルスに新たに11人が感染していると明らかにした。累計で5万393人。県内で感染が2桁になるのは、11月5日以来約1カ月半ぶり。県内では、1週間の感染者が2週前から20人を超えている。米軍基地従業員らのオミクロン株感染も含め、県内の感染者が増加傾向にある。 

【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況

 一方、在沖米軍では新たに22人がコロナ感染したと発表した。200人規模のクラスターがあるとされるキャンプ・ハンセン(金武町)は21人。米軍の累計患者は3086人となった。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は1.75(前日1.68)で全国3位。1位は群馬県の8.17だった。全国平均は0.84(前日0.81)。 自宅療養中は4人(前日5人)。入院調整中8人(前日2人)。入院中は17人(前日15人)と増え、4日連続で2桁となった。そのうち中等症は6人、重症者は0人だった。

 新たなオミクロン株の感染は午後4時現在、発表されていない。これまでの県内のオミクロン株の感染者は計4人。

 木原誠二官房副長官は21日午前の会見で、米軍キャンプ・ハンセンで発生した新型コロナのクラスター(感染者集団)について、米側が同日午前までに約200人の感染を確認していたと明かしていた。(いずれも速報値)

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