沖縄県の玉城デニー知事は27日の記者会見で、新型コロナウイルスの陽性者が沖縄本島北部地域を中心に増加していることについて「このまま増加すれば、外出自粛要請をお願いせざるを得なくなる」と強い警戒感を示した。県民に対して、大人数の会食を控えることや混雑した場所を避けるなど、感染症対策の徹底を呼び掛けた。
新変異株「オミクロン株」の感染が疑われ、基地との関連が確認されていない1人のゲノム解析結果について「それなりの時間が必要だ。国の感染症研究所とも状況をやりとりし、発表する」と述べた。県は、この1人のゲノム解析の検査結果は28日以降に判明するとしている。
米軍キャンプ・ハンセンの隊員が25日に酒気帯び運転で逮捕されたことについては「軍の規律が著しく緩み、管理能力も欠如しているのではないかと言わざるを得ず、極めて遺憾だ」と述べ、実効性のある再発防止を求めた。
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