沖縄「彩発見キャンペーン」事業停止も コロナ感染拡大で制限措置へ


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沖縄県庁

 玉城デニー知事は27日に開いた会見で、旅行費用の一部を助成して域内観光需要を喚起する「おきなわ彩発見キャンペーン」について、県内で新型コロナウイルスの感染状況が悪化した場合に制限措置をとる考えを示した。感染状況に応じて3段階の制限基準を設ける。基準はあくまでも目安で、感染状況の見通しによって早めに事業停止する場合もある。

 第1段階は、沖縄本島、宮古、八重山の3エリアに分け、各保健所管内で人口10万人当たりの新規感染者数が週25人を超えた地域でキャンペーンの利用を停止する。停止地域への往来や同一島内での利用もできない。

 第2段階は、県全体で人口10万人当たり15人以上、1日平均32人以上、病床使用率20%以上に達すると、キャンペーンの新規販売を停止する。

 人口10万人当たり25人以上、1日平均53人以上、病床使用率が50%を超えると全県的にキャンペーンを停止する。(中村優希)

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