社会

米軍廃棄物「抗議のため」基地前に置いた研究者を在宅起訴 那覇地検、威力業務妨害罪

那覇地検などが入る庁舎

 那覇地検は28日、米軍北部訓練場ゲート前に同訓練場跡地で発見された空き瓶やガラス片などを散乱させて、訓練場関係者の業務を妨害するなどしたとして、チョウ類研究者の宮城秋乃さんを威力業務妨害と道交法違反の罪で在宅起訴した。

 沖縄県東村と国頭村の米軍北部訓練場跡地には、米軍のものとみられる軍需品の廃棄物や銃弾などが多く残されている。宮城さんはチョウ類研究の傍ら、廃棄物問題を調査し、廃棄物の危険性や返還地の原状回復などを訴えてきた。

 今年8月に県警が威力業務妨害と道交法違反、廃棄物処理法違反容疑で那覇地検に書類送検していた。書類送検時、宮城さんは琉球新報の取材に「米軍廃棄物の存在を世界自然遺産登録のために隠す政府に抗議しただけだ」と話していた。

 起訴状によると、今年3月と10月、11月に訓練場付近の県道で、交通の妨害となるような方法で立ち止まっていたほか、4月7日に東村の米軍北部訓練場メインゲート前に空き瓶やガラス片などを散乱させて、北部訓練場関係者の業務を妨害したとしている。

 


 

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